今年で4回目となる「夏休み子ども七宝体験教室」が8月5日~6日までの2日間、計4回にわたって開催されました。両日ともあいにくの空模様でしたが合計73名と、たくさんの子どもたちで賑わいました。

説明に集中します。難しいかも?
キーホルダー、ブローチ、ネックレスのうち好きなものを選び、作成開始です。台座となる銅版にどのような模様を描くのか想像を膨らませ、色とりどりのガラスの釉薬を塗っていきます。絵具のように見えますが、扱ってみると全く違う釉薬に苦戦しながらも、慎重に模様を描き上げていきました。

ホセという道具で細かな模様を描いていきます
800度にもなる高温の電気炉で焼成し、冷ました後に、再び釉薬で色を重ねる…地道な作業を繰り返し、思い描いた模様に近づけていきます。子どもたちは、炉のふたが開く瞬間をどきどきしながら迎え、焼き上げることで釉薬の質感や色彩が変化する様子に目を丸くしていました。
難しいところは講師のアドバイスやサポートを受けながら根気強く取り組み、1~2時間でオリジナルの七宝が完成しました。初めて七宝に触れた子どもたちもいる一方、以前の教室に参加したことのある子どもも多く、中には講師が驚くほど上手な「ベテラン」もいたようです。きっと夏休みのよい思い出になったのではないでしょうか。

真鍮線もつかったデザイン。おしゃれですね